慣れというのは怖いもので、、、

11月に引越しをし、比較的静かめなネイバーフッドにはなりましたが、やはりブルックリン、されどニューヨーク。やはり通りに面した部屋だと外の音がうるさいです。水道管工事の音、喋り声、爆音で音楽を鳴らしている車、クラクションなどなど様々な音が丸聞こえです。

しかしながらこれも慣れてしまえば大したストレスでもなくなります。慣れというのは怖いものですね。

僕がまだ今の家に引越す前、Flatbushに住んでいた頃の話。Flatbushは未だに夏になると銃声も響き、ギャング同士の殺人などもわりと多い場所ですが(それでもEast New Yorkとかに比べたらベターで全然住める範囲)、日本人の貸部屋なども存在します。広告ではプロスペクトパークからすぐ！なんて聞こえの良い感じで載ってますが、ブロックに入れば割とアウトなエリアです。（笑）

僕が元々住んでいた家の下の階にも貸部屋をやってる人がいて、良く観光の人が日本から泊まりに来てました。

ある日、僕とルームメイトと友達で鍋をやっていたら下の階に滞在している人が訪ねてきました。話してみると、「天井から変な音がして全然寝れないんですけど何か知ってますか？」と言われました。

最初は僕達に対する騒音の苦情かなと思いましたが、話してみると何か他の音がするとの事。

僕とルームメイトと友達3人で下の階に行ってみることに。

下の階に到着し、「ここです」と言われ部屋に入りました。

何の音もしていなかったので、音しなくなったのかな？と思っていたら、その人が「ほら、変な音するでしょ？」と。

良ーく耳をすませてみると

ポタっ、ポタっ

と水が垂れている音が本当に微かにしていました。

これはおそらく何かしらの水が天井内部で漏れているんだろうという話になり、「管理人の人に言った方がいいんじゃないですか」という事でその場を立ち去りました。

部屋に戻ると友達の1人が

「てか、今の音聞こえました？」

と言いました。

僕も僕の友達も皆5年以上ニューヨークのしかもその中でも通りに面したうるさい場所に暮らしており、沢山の騒音の中で暮らしているので、水がポタポタと垂れる音くらいではもうほとんど聞こえない感じになっているのかな？やはり日本から来たばかりの人は小さな微かな音でも気になって眠れないのかな？？という話になりました。

その時は夏でしたが、もしその程度の音で気になるようだったらあの冬の自動的につく暖房の「シャー、シャー」という音には耐えられないでしょう。

色々な意味でアメリカで長く暮らしていると、知らず知らずのうちに日本に暮らしている人とは感覚がズレてきてしまうのかな？と感じました。

でも逆に言えば僕らからしたら日本は静か過ぎるなと感じます！電車の中も静かだし、家の中にいても聴こえるほどの爆音で音楽を掛けてる車もアメリカに比べたら少ないでしょう。

うるさいのが好きというわけではありませんが、住めば都という言葉は本当だなと思いました。

じゃ、そういうことで。